後藤健生の「蹴球放浪記」第82回「山盛りのキャビアをたらふく喰らう」の巻(2)イランの地で待っていたサプライズの画像
ロシアとイランをつなぐ偉大なるカスピ海を背景に 提供:後藤健生
■【画像】カスピ海の海岸近くの茶店(チャイハネ)にて供されたティーセット

 サッカーあるところ、蹴球放浪家・後藤健生あり。2018年のロシア・ワールドカップは、日本が初めて突破したフランス大会アジア予選を思い起こさせた。2つのワールドカップをつないだのは、「黒い卵」だった。

■ロシアとイランにまたがるカスピ海

 キャビアの親であるチョウザメは、チョウザメ目チョウザメ科に分類される古代魚で、サメに形が似ているので「サメ」という名前が付いていますが、サメとはまったく違う魚です。かつては日本にも分布していたそうですが、今では準絶滅危惧種。カスピ海やロシアの河川で多く獲れるんだそうです。その卵をバラバラにしたもの(つまり、卵巣膜を取り除いたもの)がキャビアです。

 チョウザメの分布の通り、ロシアが産地として有名です。だからこそ、マーケットなんかで気軽に(?)売っているのでしょう。

 そして、カスピ海南岸のイランもキャビアの産地として有名なのです。そして、イランで買うと、安い!

PHOTO GALLERY ■【画像】カスピ海の海岸近くの茶店(チャイハネ)にて供されたティーセット
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