■武藤雄樹は初の古巣対決

 また、この夏に浦和から柏へ移籍したFW武藤雄樹について、リカルド監督は「最近の試合では前線でクリスティアーノと(2トップで)良いコンビネーションを築いているという印象を受ける。彼の活躍は願っていますが、明日の試合は彼にとって素晴らしい日にならないように、彼があまり目立たないような試合になって、自分たちが勝利したいですね」と話した。

 一方、その武藤も古巣との対戦を前に、「最高のプレーを見せたい。浦和との対戦はとても楽しみだし、熱い思いがある。柏の強みである良い守備からのカウンターで仕留めることができればチャンスはある」と、意欲を見せた。

 浦和に7年半在籍した武藤は、今夏に柏に移籍した。

 直近の試合では2試合連続で先発起用されていて、徐々に出場機会を増やしている。武藤にとっては、今回がはじめての古巣対決。浦和在籍時はチームの顔として攻撃を牽引し、天皇杯ルヴァンカップ獲得、ACL優勝に貢献した。リカルド監督体制になった今シーズンもリーグ戦は10試合でスタメン出場した。もちろんリカルド監督の手中も把握しているし、長年の“戦友”たちも多い。

 浦和にとっては非常に厄介な相手と言えるだろう。“柏の武藤”の動きを封じ、優位に試合を進められるか。

(2)へ続く
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