■鍵となる1試合平均「0.898ポイント」

 過去5年に17位で自動降格となったチームの、年間合計勝ち点を1試合平均に換算してみる。当然ながらトップは2018年の柏で、1試合平均1.15ポイント(小数点第3位を四捨五入。以下、同)を獲得している。対象となった5チームで、このポイントが1点台に乗ったチームは2018年の柏だけである。柏に次ぐのが2019年の松本山雅FCで0.91ポイント。最低だったのが2016年の湘南ベルマーレの0.79ポイントだった。

 さらに、過去5年間の対象5チームの1試合平均勝ち点の平均値を出してみると、「0.898」ポイントとなる。これが、過去5年間で17位となったチームが、1試合あたりに獲得した勝ち点となる。

 今季の17位となるチームの最終的な勝ち点を推測するには、上記の数値に今季リーグ戦の試合数である38をかければいい。すると出てくる答えは、「34.124」。四捨五入すれば「勝ち点34」。このラインを挟んで、残留組と降格組が分かれることになるのだが――。

PHOTO GALLERY ■【図表】過去5年間の「自動降格ライン=17位」のチームと勝ち点の関係
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