10月8日と同12日にFIFAワールドカップカタール2022アジア最終予選グループB第3節と第4節が行われた。日本代表は第3節のサウジアラビア代表戦で0−1の敗戦、第4節のオーストラリア代表戦は2−1の勝利を収め1勝1敗で10月シリーズを終えた。今回の2試合で評価を上げた選手、そうでなかった選手がいる。この2試合に出場した選手を5段階で評価した。※(1)はGK〜DF、(2)はMF〜FW・監督
■評価を落としたのはやはり…
サウジアラビア戦はボランチ、オーストラリア戦はアンカーでプレーした遠藤航の評価はA。オーストラリア戦では前線からのプレスで相手陣内でボールを奪い、チャンスを作ったシーンなどもあった。やはりこの男なしでは日本代表は考えられない。
オーストラリア戦での唯一の失点は、守田英正のファールで取られたFKだった。しかし、あの場面は守田を責めることはできない。むしろ危険を察知し、よく対応したと言うべきだろう。ファウルは反則ではあるが、危険承知でスライディングに行った守田も評価したい。
この2試合で評価を落としたのは、残念ながら柴崎岳だ。最低のC-となった。サウジアラビア戦では失点に直接つながるパスミス。それだけではなく、9月の代表シリーズからの不調は続いていた。もう柴崎ではなく、A代表初スタメンでゴールを決めた田中碧との世代交代の時期なのかもしれない。