■4人のうち3人は2試合で出場機会0
そのまま今度はメインスタンドから見て、左から右に猛ダッシュ。そしてまた逆に猛ダッシュ。4人は笑顔こそ見せたものの、ダッシュを繰り返した。青いユニフォームではなく赤い練習着だったが、埼玉スタジアムのピッチで全力を使った。
板倉は東京五輪世代で現在24歳。室谷は27歳、植田は26歳でいずれも中堅と呼ばれる年齢だ。3人は第3戦でも出番がなく、今回の2試合で出場時間は0分。それに対して原口は30歳で、第3戦では途中出場していた。
緊急シャトルランは6分間に及んだ。次なる試合は11月11日。アウェイでのベトナム戦だ。
東京五輪世代の田中碧が実力を発揮して一躍ヒーローになったように、いつかチャンスは訪れる。そのとき、日本を救う活躍をしてくれるはずだ。