【サッカー日本代表】森保ジャパン「過去最悪級」の衝撃(1)カズ、中田英、呂比須も未経験の緊急事態!「崖っぷち」の97年フランスW杯予選よりもピンチの画像
最終予選3戦を終えて1勝2敗と苦しむ日本代表 提供/JFA

 10月8日に行われたワールドカップアジア最終予選、日本代表はサウジアラビア代表と対戦したが、痛恨のミスから失点し、0-1で敗れた。3戦が終わって、ここまで1勝2敗と負けが先行。グループBでは日本をはじめ6チームが属しているが、日本は現在3位となっている。しかし、1位のオーストラリアとサウジアラビアはともに3連勝で、日本とはすでに勝ち点差が6となっている。

 9月に行われた2試合では、初戦のオマーン戦でまさかの黒星発進。続く中国戦では大迫勇也のゴールを守り切り、1-0でなんとか勝ち点3を手にしたものの、1勝1敗でグループでは4位スタート。

 この10月の2試合は是が非でも勝利が必要だったが、8日のサウジアラビア戦でも0−1で黒星を喫し、日本は依然として勝ち点3のままである。サウジアラビア戦後、不甲斐ない結果にサッカーファンやサポーターは怒り心頭で、ネット上では様々な議論が飛び交った。

 今回のアジア最終予選は合計10試合が行われる。すでに3試合を終え、およそ3分の1を消化した状態だが、過去の日本代表のワールドカップ予選において、予選のスタートからここまで負けが先行したことはあったのだろうか。

 そこで、様々な年代におけるワールドカップ予選において、初戦からの3試合の戦績を調べてみた。

 無論、年代が異なれば、苦戦を強いられることはよくあることで、どの国においても代表のレベルには差が出てくる。また、時代背景やレギュレーションの変更、参加国数の推移など、様々な側面も考慮しなければならないため、一概に比較できるものではない。また、現在の日本代表においては監督交代、戦術、先発メンバー、交代カードの使い方など、議論すべきことはあるだろうが、ここではそうした要素は別な機会での議論としたい。

 今回はあくまでも、それぞれの年代のワールドカップ予選において、熱戦の記憶とともに、序盤から3試合までの戦績を振り返ってみたい。まずは、前回大会のロシア大会から、日本が本大会初出場を決めた1998年のフランス大会の予選までを見てみよう。

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