■2018年・ロシア大会~2010年・南アフリカ大会

 

【2018年・ロシア大会】

■予選開催時期:2016年9月~2017年9月

■最終戦績:6勝2分2敗 勝ち点20 最終予選1位通過(10試合中9戦目で本大会出場決定)

■監督:ヴァヒド・ハリルホジッチ

■予選時の主力選手:大迫勇也、原口元気、本田圭佑、香川真司岡崎慎司山口蛍遠藤航吉田麻也長友佑都酒井宏樹など

■参加国数:6カ国(最終予選グループB)

■予選スタートから第3戦までの戦績:2勝1敗(勝ち点6)

 

 前回大会の最終予選も波乱の幕開けだった。初戦の相手はアラブ首長国連邦(UAE)。ホームで行われた試合では本田圭佑のゴールで先制するも、逆転を許し、1-2でまさかの敗戦。当時はホームでの敗戦やベテラン依存の攻撃力が不安視された。

 最終予選が黒星スタートとなったのは、現在の日本代表と同じ。しかし、2戦目のタイ戦はアウェーの地で2-0で完封。さらに、ホームで行われた3戦目のイラク戦も2-1で勝利し、3戦を終えて勝ち点6と、なんとか持ち直した。その後も安定して勝ち点を積み上げ、9戦目のオーストラリア戦を2-0で終えて、本大会出場が決定した。しかし、出場決定後にハリルホジッチ監督が解任され、本大会では西野朗監督が指揮を執ることになった。

 ちなみに、本田圭佑は今回の日本代表のサウジアラビア戦の敗戦を受けて、10月8日に、

日本代表の戦士たちよ。
俺からはこの一言だけ伝えたい。
大いにこの逆境を楽しめ。

 とツイートしている。

【2014年・ブラジル大会】

■予選開催時期:2012年6月~2013年6月

■予選での最終戦績:5勝2分1敗 勝ち点17 最終予選1位通過(8試合中7戦目で本大会出場決定)

■監督:アルベルト・ザッケローニ

■予選時の主力選手:本田圭佑、香川真司、岡崎慎司、遠藤保仁長谷部誠内田篤人、吉田麻也、長友佑都、川島永嗣など

■予選参加国数:5カ国(最終予選グループB)

■スタートから3戦までの戦績:2勝1分(勝ち点7)

 

 ザッケローニ監督時代は、国際親善試合でリオネル・メッシ率いるアルゼンチン代表に1-0での歴史的勝利を果たすなど、国際大会で安定した戦績を積み上げ、ワールドカップ予選が始まる前から期待度も高かった。

 最終予選の初戦では、先月に行われた初戦でも対戦したオマーンを相手に、この時は3-0で快勝。続くヨルダン戦も、本田圭佑のハットトリックなど6得点で圧勝した。3戦目はオーストラリアの敵地で1-1で引き分けたが、初戦からの3戦で勝ち点7に積み上げ、順調なスタートダッシュを見せた。 

 

【2010年・南アフリカ大会】

■予選開催時期:2008年9月~2009年6月

■予選での最終戦績:4勝3分1敗 勝ち点15 最終予選2位通過(8試合中6戦目で本大会出場決定)

■監督:イビチャ・オシム→岡田武史

■予選時の主力選手:中村俊輔玉田圭司田中達也、遠藤保仁、長谷部誠、阿部勇樹、内田篤人、田中マルクス闘莉王、中澤佑二、楢崎正剛など

■予選参加国数:5カ国(最終予選グループA)

■スタートから3戦までの戦績:2勝1分(勝ち点7)

 

 オシム監督は若手選手の発掘と育成に力を入れ、世代交代を図った。しかし、最終予選を前にオシム監督が脳梗塞で倒れたことにより退任し、岡田武史監督が2度目の代表監督に就任。

 最終予選の初戦、バーレーン戦では相手に追い上げられるものの、3-2で逃げ切り、白星スタートとなった。2戦目はウズベキスタンをホームに迎え、先制される展開になるものの、玉田圭司のゴールで追いつく。アウェーで行われた3戦目はカタールと対戦し、3-0で快勝している。

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