■山中「狙い通りのボールを蹴れた」
山中は、試合後の会見でアシストの場面を振り返り、「キャスパーが相手の(CBの)2枚の間にいるのが見えたので、1人目の頭の上を通そうと思った。キャスパーのところを狙っていたし、イメージ通りのボールを蹴ることができた。キャスパーが走りこんで決めてくれたので良かったです」と話し、狙い通りのアシストだったことを明かした。
リカルド監督も、「これまではチームとして結果を出せていたのでメンバーを固定していたし、なかなか変えづらかったところもあるが、連戦で疲れている選手もいるので、ここでフレッシュな選手たちを使って、その選手たちが結果を出してくれたことは非常にポジティブなこと。全体的に良いトレーニングができていて、どの選手も良い準備ができていた」と話した。
メンバーを変更しても、出場した選手がゴールやアシストに絡むことができれば、相手が対策を進めるうえでもそのターゲットを分散せざるを得ないだろう。「誰が出ても結果を出せる」というキーワードは、最近の浦和において監督や選手たちの合言葉のようになっているが、山中やユンカーなど先発から遠ざかっていた選手が結果を出したことで、選手層の厚みを再確認することができた。
さらに、山中は試合後の会見で、出場から遠ざかっていた期間について、言葉を噛みしめるように振り返った。
■試合結果
浦和レッズ 1―1 セレッソ大阪
■得点
12分 キャスパー・ユンカー(浦和レッズ)
66分 山田寛人(セレッソ大阪)