■リカルド監督「チーム全体が機能することが重要」
リカルド監督は、昨今の攻撃の要となっているMF江坂任、MF小泉佳穂、MF平野佑一の3人の名前を挙げ、「夏に移籍してきた選手たちが戦術に慣れるのに少し時間がかかったが、今は完全に順応していると思う。平野は私たちのサッカーに非常に合う特長を備えているし、江坂はいろいろなポジションでプレーすることができる。佳穂も重要な選手。彼らは直接結果につながる数字も残し始めているが、私たちのサッカーで重要なことは、全員が同時に考えることです。この3人の選手はそのやり方に非常に合う選手だが、1人でも読みを間違えればチームとしてのパフォーマンスが低下してしまうので、チーム全体が機能することが重要」と話した。
こうした新戦力たちが活躍するなか、FW興梠慎三などベテランたちの出場機会が減っているが、
「興梠は状態が100パーセントではないので、今はメンバーに入れていません。キャスパー(ユンカー)も怪我があって先発メンバーから外れたことがあるが、現在のチームはハイプレスなどが非常に好調で、このタイミングで変える必要性はないと思っている。
ただ、12月までシーズンは続くので、誰がプレーしてもレベルを落とさないことが重要で、今の姿をスタンダードとして続けていかなければいけない。彼ら(江坂・小泉・平野)がいないときに、代わりに他の選手がピッチに立ったとしても、チームとして機能することを目指しています」
と現状について説明し、シーズン終盤に向けて総力戦で臨むことを強調した。