■東京五輪で活躍したMF
2019年12月以来のA代表招集となったのが、東京五輪でも活躍した田中碧だ。東京五輪では遠藤航の相棒として、ボランチでプレー。全6試合に出場し、1アシストを記録。日本のベスト4進出に貢献した。川崎フロンターレでプレーしていた田中は今年6月にドイツ2部のフォルトゥナ・デュッセルドルフに移籍。徐々に主力に定着しつつある。
ドイツへプレーの舞台を移した田中の特徴は手足の長さを活かした守備とパス能力だ。中盤の底で相手の攻撃の芽を摘み、一気に攻撃に転じることができる。攻守の切り替えの速さも魅力的だ。今回の代表メンバーでは、遠藤や柴崎岳、守田英正がボランチでプレーできる。激戦区となっているポジションだが、田中は遠藤とのコンビネーションは抜群。アジア最終予選でいきなり出場する可能性もありそうだ。