柏レイソルのファンにとっては、少し胸の痛みを覚えるニュースかもしれない。昨季のチームを力強くけん引したマイケル・オルンガが、中東の地で離れ業をやってのけたのだ。
オルンガは昨季、J1のリーグ戦32試合で28得点を記録。2位のエヴェラウド(鹿島)に10ゴールもの大差をつけて、得点王に輝いた。前年にJ2での30試合で27得点を挙げた能力がJ1でも通用することを証明し、昇格初年度のチームを7位に導いた働きは、リーグ年間最優秀選手賞受賞として報われた。
その活躍ぶりには他国のクラブも目を向け、カタールのアル・ドゥハイルは600万ユーロ(約7億8000万円)とも、700万ユーロ(約9億円)とも言われる移籍金を提示。報道によれば、オルンガ自身にも高額の年俸を用意して、昨季のJリーグMVPを引き抜いていった。