J1リーグ第30節 川崎フロンターレ―湘南ベルマーレ
9月26日(日)|17:00 等々力陸上競技場
今節に、追いつかれることはない。だが、川崎フロンターレにも湘南ベルマーレにも、足元に危険が忍び寄っている。
一時は首位独走していた川崎も、一時は横浜F・マリノスに勝ち点1差に詰め寄られた。ミッドウィークの逆転勝利で、現在は勝ち点7差。だが、その鹿島アントラーズ戦は確かに劇的な勝ち方だったが、裏返しとしてそれまでの戦いぶりには不安も残るのだ。
湘南ベルマーレは現在、27ポイントを手にしている。だが、気付けば残留ラインギリギリに立っている。今節、終了間際に決勝点を挙げた17位徳島ヴォルティスに、わずか勝ち点1差に迫られてしまった。
残り9試合。素晴らしいフィナーレに向けて勢いをつかもうと、互いにより一層力のこもる「神奈川ダービー」だ。
■川崎フロンターレ
1位 勝ち点72 22勝6分1敗 63得点19失点 得失点差44
【出場停止】なし
【直近5試合結果】
L○2-1 鹿島(A)
L○3-1 徳島(A)
ル△3-3 浦和(H)
ル△1-1 浦和(A)
L○2-0 札幌(A)
【通算対戦成績】
H 15試合・10勝3分2敗
A 17試合・ 7勝6分4敗
計 32試合・17勝9分6敗
【直近対戦成績】
2021年 5月26日 J1第16節 △1-1(A)
2020年 9月27日 J1第19節 ○1-0(A)
2020年 7月26日 J1第 7節 ○3-1(H)
2019年10月 6日 J1第28節 ○5-0(A)
2019年 4月19日 J1第 8節 ○2-0(H)
【今節のみどころ】
前節はフォーメーションを少し変更したが、鬼木達監督も「ハマらなかった」と認めている。それでも、試行錯誤は続いていくだろう。
その状況での光明は宮城天だろう。前節鹿島戦では、終了間際に逆転ゴールを決めている。アカデミー育ちの20歳にとって、強敵相手のJ1初ゴールは成長の大きな後押しになることだろう。
中2日でヴィッセル神戸、FC東京と難敵との試合が続く。この試合でも旅立った選手の不在を嘆くより、マルシーニョら新たな力の台頭を期待したい。