J1リーグ第30節 名古屋グランパス―大分トリニータ
9月26日(日)|16:00 豊田スタジアム
名古屋グランパスと大分トリニータは、それぞれライン超えを狙っている。名古屋はACL出場圏、大分はJ1残留圏へと、浮上を果たしたいところだ。
名古屋は24日のフライデーナイトJリーグで勝利した神戸に、暫定ながら1つ上の3位へと抜け出された。だが、「暫定」は名古屋の立場も同様だ。神戸、また1つ下の5位にいるサガン鳥栖よりも消化試合数が1試合多く、今後を考えるとハンディを負っていると考えるべき状況なのだ。
湘南ベルマーレに勝利し、鳥栖と引き分けた大分は今節、ついにJ2降格圏脱出のチャンスを得た。実際には、17位徳島ヴォルティスと18位ベガルタ仙台による「残留直接対決」が引き分けに終わり、大分が得失点差で徳島を上回らなければならない、との条件付きではある。だが、「可能性」は、確かにあるのだ。
数字の計算はややこしいが、すべきことはシンプルだ。互いに、目の前の相手を倒すだけ。その先に、「突き抜け」への明るい未来が開けていく。
■名古屋グランパス
4位 勝ち点54 16勝6分8敗 34得点23失点 得失点差11
【出場停止】なし
【直近5試合結果】
L△1-1 FC東京(A)
L○2-1 横浜FM(H)
A○4-2 大邱(H)
L○3-0 徳島(H)
ル○2-0 鹿島(A)
【通算対戦成績】
H 15試合・6勝6分3敗
A 15試合・7勝4分4敗
計 30試合・13勝10分7敗
【直近対戦成績】
2021年 4月11日 J1第9節 ○3-0(A)
2020年11月28日 J1第30節 △0-0(H)
2020年 7月22日 J1第 6節 ○3-0(A)
2019年10月 5日 J1第28節 △1-1(H)
2019年 6月15日 J1第15節 △1-1(A)
【今節のみどころ】
新しい表情を見せようとしているのだろうか。9月のリーグ戦で、得意の「ウノ・ゼロ」はなかった。ACLも含めて、公式戦3試合連続で完封できていない。それでも、前進を続けているのだ。
やはり大きいのは、ACL大邱戦でハットトリックを果たしたシュヴィルツォクの加入だろう。夏場を過ぎて、ぐんぐん調子を上げているように見える。
一方、既存のアタッカーたちも、新たな闘志を燃やしているだろう。負傷が懸念される柿谷曜一朗も前節、交代出場を果たした。金崎夢生、山﨑凌吾も、出番を待ちわびている。
8月からの連戦も、ひとまずここで一区切りつく。連戦ラストの一戦に、終盤の攻勢につながる暴れっぷりを期待したい。