■激戦区のボランチ

 9月の代表戦では遠藤航の相棒として柴崎岳が出場した。同年代とだけあってコンビネーションは良かったが、ややプレーに不安を残した。ボランチには守田英正橋本拳人川辺駿の存在もあり、かなりの激戦区となっている。東京五輪でもコンビを組んだ田中碧をA代表に招集してもいいだろう。東京五輪後にドイツへ渡り、デュッセルドルフではここまで4試合に出場。徐々に出場機会も増えている。

 遠藤が出場することを考えれば、田中とのコンビネーションは心配ない。ビルドアップへの貢献、積極的な守備、さらには積極的に縦パスを送る姿勢などA代表にもたらす影響は大きいはずだ。前線へ的確に縦パスを送ることができれば、日本の攻撃にリズムが生まれる。ミドルシュートも武器で、バイタルエリアでは相手の脅威となるだろう。A代表でも活躍できるはずだ。

 A代表に呼ぶべき選手を挙げたが、ここから何人選ばれるだろうか。9月28日の代表メンバー発表を待ちたい。

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