J1リーグ第29節 徳島ヴォルティス―川崎フロンターレ
9月18日(土)|18:30 鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム
踏ん張りどころ、と言っていい。徳島ヴォルティスと川崎フロンターレ、双方にとって一層の力がこもる一戦だ。
ホームの徳島は、リーグ5連敗中だ。残留ラインの上にいる16位の清水エスパルスとは、現在勝ち点3差。逆転できそうできない、もどかしい時間が続いている。
首位に立つ川崎も、ひりつく状況だ。消化試合数に差があるとはいえ、2位の横浜F・マリノスに再び勝ち点1差に迫られている。しかも、ルヴァンカップ、ACLと、立て続けに大会敗退が決まった。負傷者も増え、尻に火がつこうとしている。
この週末は、台風の日本横断が予想されている。試合会場となる徳島ではおそらく、キックオフ時には台風は通り過ぎているはず。逆風が吹き荒れている時間はつらいが、過ぎ去ればその分、明るい空が広がるものだ。
果たして、「台風一過」の空の下、笑みを浮かべるのはどちらのチームか――。
■徳島ヴォルティス
17位 勝ち点23 6勝5分17敗 20得点40失点 得失点差-20
【出場停止】岸本
【直近5試合結果】
L●0-3 名古屋(A)
L●0-3 福岡(A)
L●0-1 柏(H)
L●0-1 浦和(H)
L●0-3 鹿島(A)
【通算対戦成績】
H 1試合・0勝0分1敗
A 2試合・0勝0分2敗
計 3試合・0勝0分3敗
【直近対戦成績】
2021年 3月10日 J1第3節 ●0-2(A)
2014年 9月13日 J1第23節 ●0-4(A)
2014年 4月 6日 J1第6節 ●0-4(H)
2012年10月10日 天皇杯3回戦 ●2-3(A)
【今節のみどころ】
苦しい状況が続いている。5試合連続でゴールがなく、失点も止まらない。
さらに今節は、岸本武流が出場停止で、相手が保有元の川崎であるためにチーム最多得点者の宮代大聖が契約により出場できない。
一方で、待ち人が来たるかもしれない。新背番号9のムシャガ・バケンガだ。先週水曜日には、チーム練習に合流した様子が、クラブからの映像で伝えられている。そろそろメンバーに入っていい頃であり、チームとしては一刻も早い起用が待たれる段階にある。
ただし、簡単に先制を許しては、すべてのプランは崩れる。まずは前節の名古屋グランパス戦でも見せていた、守備陣の粘りを期待したい。