日本代表を率いる森保一監督は、右サイドバックの酒井宏樹を酷使しすぎたかもしれない。とはいえ、右サイドバックは酒井に頼らなければいけないのが現実。9月2日のオマーン代表戦後、オーバーワークを理由に代表を離脱した酒井は昨季、どんな日程で動いていたのか。
■昨年8月からの日程は?
酒井はマルセイユの一員として昨季の開幕を迎え、出場停止や怪我による離脱はあったものの、公式戦38試合に出場した。2020年8月30日にリーグアンの開幕戦に出場し、その間日本代表の活動に参加しながら、シーズンを通して主力として活躍。怪我により最終戦の出場はなかったが、今年5月23日にマルセイユはシーズンを終了。その後、酒井は日本代表と東京五輪に参加するUー24日本代表に合流した。
東京五輪では、7月22日の南アフリカとの開幕戦から8月6日のメキシコとの3位決定戦まで、出場停止となったニュージーランド代表戦を除く全5試合に出場し、日本のベスト4入りに貢献。今季からは浦和レッズでプレーすることになり、東京五輪終了後わずか中7日でJ1第24節サガン鳥栖戦にフル出場。続く8月18日の天皇杯4回戦京都サンガ戦にもフル出場を果たし、9月の代表戦に臨むまで、浦和レッズで公式戦5試合をこなした。
そして、酒井は9月2日に行われたカタールワールドカップアジア最終予選オマーン代表戦にフル出場。その後、オーバーワークが理由として、中国代表戦の前に日本代表から離脱。昨季からフル稼働だった酒井は、ようやく休養を与えられたことになる。