■酒井に頼りすぎる現状
昨季からの過密日程に、酒井のコンディションを心配する声もあがっていた中で、中国戦の前にして代表から離脱。右サイドバックとして森保監督の絶大な信頼を得てここまでフル稼働してきたが、疲労が見えていたのは事実。
今回はなかったが、ここまで酷使すると故障の恐れもある。ただ、日本代表がいまだに酒井に頼らなければいけないのも事実だ。日本の左サイドバックは長友佑都に頼らなければいけない状況でもあり、そろそろ、両サイドバックの後継者を見つけたいところだ。
右サイドバックでは、中国戦に出場した室屋成や今回の代表に呼ばれていた山根視来が候補になる。だが、この２選手はまだ酒井を超えられる存在とまではなっていない。東京五輪世代でも右サイドバックが手薄だったこともあり、オーバーエイジ（ＯＡ：２５歳以上）として酒井を選出。これが日本代表の現状だ。
今後、長友や酒井の存在を脅かす存在は出てくるのだろうか。
