■チーム編成はバランスを欠いていた
9月2日、吹田スタジアムで行なわれたオマーン戦、0対0で迎えた後半、森保監督は古橋亨梧、堂安律、久保建英の3人を起用した。しかし、久保を送り込んだ73分以降は、交代選手を起用しなかった。ベンチには南野が控えていたが、左足太ももの違和感を抱えて出場できる状態になかった。攻撃の交代カードは古橋、堂安、久保の3枚しかなかったのである。
結果論を承知で言えば、今回のチームはポジションのバランスが悪い。DFは室屋成、佐々木翔、中山雄太、昌子源、山根視来と5人も控えているが、FWは大迫勇也と古橋だけだ。
オマーン戦も中国戦も、追いかける展開は想定内だ。自分たちが得意とする攻撃パターンを封じられることもまた、想定しておかなければならない。だとすれば、大迫とも古橋ともタイプの違うFWを、具体的にはゴール前でターゲットになれるFWを、招集しておくべきだったのではないだろうか。オマーンはFW登録の選手を4人ベンチに置いていた。そのひとりのイサム・アブダラ・アルサビが、88分に決勝点をあげた。
6月シリーズで起用したオナイウ阿道は、新天地トゥールーズで代表メンバー発表前に得点を決めていた。発表後にも2試合連続得点をあげていた。彼の招集は“プランB”になったはずである。