■「まさか」ではなかったオマーンの金星
これまでの対戦戦成績は国際Aマッチにおいては日本の9勝3分0敗で、日本はオマーンに一度も負けたことがなかった。しかし、今回の試合でオマーンに敗戦。確実にアジアのレベルが上がってきていて、日本と最終予選に出場する国との差は縮まってきている。一筋縄ではいかない国ばかりで、特に初戦には注意が必要だった。
これまで一度も日本に勝ったことがなかったオマーンの金星はもう「まさか」とは言えないところまで来ている。オマーンは約1か月間セルビアで合宿を行い、日本戦に備えてきた。それだけに完成度も高く、そこには自力の強さがった。
特に大迫勇也と鎌田大地へのマークは厳しく、日本はサイドからの攻撃が多かった。なかなか大迫と鎌田にボールが入らず、中央からの攻撃が少なかった印象である。次アウェイで当たる時はさらに厳しい戦いが待っているだろう。