■開幕戦で見えたバルサのキーファクター

 ラ・リーガ開幕節のレアル・ソシエダ戦で、バルセロナの狙いははっきりと表れていた。2点目のシーンで、エリック・ガルシアがアドナン・ヤヌザイからボールを奪い、カウンターに出た。最後はフレンキー・デ・ヨングのクロスにマルティン・ブライスワイトがヘディングで合わせてネットを揺らした。その場面に象徴されるように、組織的なプレスからの速攻は効果的であり、新たなバルサのキーファクターになろうとしている。

「メッシがいても、いなくても、バルサには優秀な選手がそろっている。10人の選手がプレッシングするような戦い方をすれば、彼らがホームで負ける可能性は低い。偉大なチームの、素晴らしい姿勢だ。やるべきプレーをやっている。(ソシエダ戦のような)守備のレベルを見せられれば、ラ・リーガの優勝に近いのはバルサだろう」

 そう語ったのは、対戦したイマノル・アルグアシル監督だ。初戦で敗れた後、ソシエダの指揮官は対峙した相手を称賛していた。

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