日本サッカー協会(JFA)は8月26日、FIFAワールドカップカタール2022・アジア最終予選のオマーン代表戦(9月2日)と中国代表戦(9月7日)に臨むメンバー24名を発表した。7大会連続の出場がかかるアジア最終予選が始まる。今回は、オマーン戦と中国戦に臨むメンバーの中からオフェンスの注目選手3人を紹介する。
■マジョルカで再起を誓う至宝
MF:久保建英
所属クラブ:マジョルカ(スペイン)
生年月日:2001年6月4日(20歳)
レアル・マドリードからのレンタル移籍で今季はマジョルカでプレーすることになった久保建英の今季にかける想いは強いはずだ。将来、レアルで主力としてプレーするためにもスペイン1部で活躍したいところ。今季でスペイン3シーズン目となる久保にはコンスタントに試合に出場してもらい、スペインを沸かせる活躍を見せてほしい。
久保は2019年6月にFC東京からレアル・マドリードに完全移籍。カンテラ時代を過ごしたバルセロナでなく、ライバルのレアルへ加入することになった。すぐにマジョルカへレンタル移籍となると、19/20シーズンのスペイン1部ではリーグ戦35試合に出場4得点5アシストを記録。マジョルカは2部に降格したものの、スペイン1部でまずまずの成績を残した。翌シーズンはビジャレアルにレンタルとなるも、出場機会を中々与えられず。シーズン後半戦はヘタフェでプレー。そこでも期待通りの活躍とはならなかった。
シーズン終了後に東京五輪に臨んだ久保は全6試合にスタメン出場し、3ゴール1アシストの活躍。日本のベスト4進出に貢献した。今季は1部復帰を果たしたマジョルカへ再びレンタル移籍となった。スペイン1部初挑戦の際に過ごしたクラブで再起を誓う。
久保の特徴はやはりテクニックだ。並外れたテクニックは日本代表でもNo.1と言っても過言ではない。両ウィング、トップ下と攻撃的なポジションで実力を発揮できる選手だ。シュート、パス、ドリブルと実力は十分。あとは守備の質が上がれば、レアルでも通用する選手になれるはずだ。今後の活躍がますます楽しみである。