■Jリーグ復帰のエース

FW:大迫勇也

所属クラブ:ヴィッセル神戸

生年月日:1990年5月18日(31歳)

 ドイツ2部に降格したブレーメンからヴィッセル神戸に移籍し、約7年半ぶりにJリーグに復帰した大迫勇也も今回の日本代表に選出されている。怪我の影響も懸念されたが、代表発表前の8月25日に行われた大分トリニータ戦で移籍後初先発。ゴールこそなかったものの、久々のJリーグの舞台で存在感を発揮した。

 大迫は鹿児島城西高校在籍時に第87回全国高等学校サッカー選手権大会に出場。平山相太の最多得点記録を更新する10得点の活躍で大会得点王に輝き、準優勝に貢献した。その後鹿島アントラーズに入団し、Jリーグで活躍。2014年には当時ドイツ2部のTSV1860ミュンヘンへ完全移籍。2014年6月にはドイツ1部に復帰したケルンへ移籍となった。その後、大迫は2018年5月にブレーメンに加入。センターフォワードやトップ下などでプレーし、長らくチームの主力として活躍した。

 大迫の特徴はやはりフィジカルを活かしたポストプレーだ。ゴールを量産するFWではないが、ゴール以外でもチームに貢献できるFWだ。大迫はボールを収めることができ、ポストプレーでチームの攻撃を活性化させる。さらにはパスセンスもあり、トップ下としてもその実力を発揮できる。ユーティリティー性、ポリバレント性を持つ選手だ。また、前線で走り回り献身的な守備も見せる。日本代表では絶対的なセンターフォワードとして君臨する大迫は、今回のアジア最終予選でも頼れる存在だろう。コンディションも気になるところだが、どんなプレーを見せてくれるのだろうか。

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