【J1分析】横浜FCが名古屋相手に「初の連勝と完封」で見えた成長【横浜FCー名古屋】 原悦生PHOTOギャラリー「サッカー遠近」の画像
抱き合う横浜FCメンバー 撮影:原悦生(SONY α9Ⅱ使用)
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横浜FCvs名古屋 グランパス 8月9日】

 横浜FCにとっては五輪ブレイク前の広島戦に続く初の連勝、そして3つ目の貴重な勝利になった。

「勝負の決め手になったのは、フォーカスしてキャンプからやって来た守備の部分です。守備からの早い攻撃は意図的なところが出せて、前半はすごくよかった。後半は、相手に押し込まれることを想定して、選手たちがやるべきことを整理してしっかり体現してくれました」

 横浜FCの早川知伸監督は無失点を評価し、最下位という状況は変わらないが、一つ一つ勝利を積み上げていく自信をのぞかせた。

 横浜FCは9分、松尾佑介から高木友也とつなぎ、高木のクロスを渡邊千真とせった中谷進之介がオウンゴール。

 33分には松浦拓弥のスルーパスに抜け出した松尾がGKランゲラックの頭上に浮かして2点目を決めた。

 マギーニョは献身的にプレーした。

 横浜FCは五輪から今夏の大規模な補強で日本にやって来ていたU24ドイツ代表のGKスベンド・ブローダーゼンとブラジルからのガブリエウが先発。ブローダーゼンは好セイブを見せた。フェリペ・ヴィゼウとサウロ・ミネイロも隔離期間を経て短い準備期間の中で途中から出場した。

「よいサッカーをしたよね。でも、負けちゃった、というのは私たちが目指しているサッカーではない。どういう内容でも勝って帰る。その中でよいプレーをしたいという気持ちはあるが、絶対に負けてはいけない」

 名古屋のマッシモ・フィッカデンティ監督は勝てなくなっているチームの現状を戒めた。

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