【J1分析】ウイルスの異例対応にリカルド監督「練習の質が上がらなかった」【浦和・中断明けの敗戦…監督と選手の苦悩(1)】の画像
浦和のリカルド・ロドリゲス監督 撮影/中地拓也

■8月9日/J1第23節 北海道コンサドーレ札幌浦和レッズ (札幌ドーム)

 東京オリンピック開催による中断を経て、9日にJ1第23節が行われ、およそ1か月ぶりにリーグが再開した。札幌ドームで行われたコンサドーレ札幌と浦和レッズの試合は、アウェーの浦和が1-2で敗れ、中断期間をはさんでリーグ戦2連敗となった。

 中断期間中、浦和は新型コロナウイルスの対応に終われた。7月28日にトップチームの選手1人が新型コロナウイルスの陽性判定を受け、この日予定されていたチームトレーニングが中止となった。当該選手は26日までチーム活動に参加し、その日の夜に発熱と体調不良を訴え、翌日の27日に病院を受診したという。

 幸い、23日にチームが実施したPCR検査では全選手の陰性が確認されていたため、チーム全体の活動停止は免れたが、29日以降の練習についてもクラブハウスの施設を限定して使用したり、時間や人数を制限してのトレーニングを強いられた。それまで定期的に行われていた報道陣への練習公開も中断期間中は中止となった。

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