■A代表でも攻撃の核へ!
それだけではなく、この試合は守備への意識も高かった。トップ下で先発した久保だったが、右サイドに流れることも多く自陣まで下がり、ヘタフェ時代の同僚であるククレジャへの対応も多々見られた。右サイドバックの酒井宏樹と連係し、相手の左からの攻撃を防ぐシーンも見られた。これは昨季守備的な戦術を持つ監督のもとでプレーした経験から来るものだろう。スペイン戦では攻守に奮闘していた。
U−24スペイン代表は、シモンやペドリ、ダニ・オルモなど東京五輪前に行われていたユーロ(欧州選手権)2020に出場した選手6名を擁するチーム。そのチーム相手に久保の攻守が効いていたことは間違いなく、強豪相手にも十分に戦えることを証明していた。
すでにA代表にも選出されている久保だが、今後はA代表でも攻撃の核として、その存在感を発揮してもらいたい。