J1リーグ第18節 清水エスパルスー川崎フロンターレ
7月17日(土)|18:30 IAIスタジアム日本平
アジアでも、川崎フロンターレは強さを見せつけた。ACLのグループステージを6戦全勝で突破。今季いまだに公式戦で負けがない。
だが、川崎に試練が訪れようとしている。東京五輪に臨むU-24日本代表に合流するため、3選手がチームを離れた。さらに小林悠の負傷離脱が発表された。田中碧に至っては、五輪後にはドイツへ渡る。つまりは、チーム全体の力が問われることになるのだ。
清水エスパルスは、決死の覚悟で挑んでくるだろう。ここ4戦負けなしであるものの、J2降格ラインはそう遠くないところにある。ここで無残に敗れれば、つかみかけた勢いと自信を失うことになるのだ。
昨季のリーグ戦では、第13節は川崎が5-0と大勝したものの、優勝決定直後の第31節では川崎が終了間際に追いつく形で引き分けている。今回も、「何か」が起こる予感は漂っている。
■清水エスパルス
13位 勝ち点23 5勝8分8敗 22得点28失点 得失点差―6
【出場停止】なし
【直近5試合結果】
L△2-2 徳島(A)
天○2-1 岩手(H)
L○1-0 大分(H)
L△1-1 横浜FC(A)
L○3-2 仙台(A)
【通算対戦成績】
H 17試合・ 7勝 3分 7敗
A 19試合・ 4勝 7分 8敗
計 36試合・11勝10分15敗
【直近対戦成績】
2020年12月 5日 J1第31節 △2-2(H)
2020年 8月29日 J1第13節 ●0-5(A)
2020年 2月16日 ル杯第1節 ●1-5(A)
2019年 8月24日 J1第24節 △2-2(A)
2019年 5月12日 J1第11節 ●0―4(H)
【今節のみどころ】
リーグ戦が再開されてから、2勝2分1敗。ここ4試合負けがなく、悪くない結果である。しかも、ベガルタ仙台と大分トリニータという残留争いになれば直接のライバルとなるチームを相手に勝利を飾り、少しずつだがJ2降格ラインを遠ざけた。
一方、再開後の5試合で、勝ち点を落とした試合もある。横浜F・マリノス戦では89分に決勝点を奪われ、前節の徳島ヴォルティス戦では87分に追いつかれて勝利を逃した。
メンバーや戦い方は定まりつつある。次に必要なのは、勝ち切る戦い方を体に染み込ませることだ。