■7月10日/J1第22節 横浜Fマリノス - アビスパ福岡(ニッパツスタジアム)
中断前最後の試合を白星で飾り、4800人超えのサポーターに6連勝を届けた横浜Fマリノス。この試合はいつもの日産スタジアムではなくニッパツスタジアムで行われたが、そのピッチに意外な人物が現れた。7月5日に加入が発表された宮市亮だ。
ブンデスリーガ2部のFC ザンクトパウリに所属していた宮市は、中京大学附属中京高等学校を卒業後にJリーグを経由しないで海外クラブに所属していた。しかも、アーセナルやフェイエノールトといった名門でプレーしたほか、ボルトンやウィガンなどに所属。その快速で世界と戦ってきたドリブラーだ。横浜Fマリノスへの加入によって、Jリーグで初めてプレーすることになる。日本代表としても2試合に出場。トリコロールの新たな武器がサイドに誕生する。
その宮市がニッパツのスタジアムに突如現れたのは、出場選手のウォーミングアップが行われる前の時間帯だ。メインスタンド前にジャージ姿で現れると、マイクを持ってサポーターに挨拶をした。これがマリノスの“デビュー”の瞬間だった。