【日本代表】オナイウ阿道、キルギス戦で掴んだ「ポスト大迫」と「クラブに持って帰るもの」原悦生PHOTOギャラリー「サッカー遠近」の画像
ハットトリックを決めたオナイウ阿道 撮影:原悦生(SONY α9Ⅱ使用)
日本代表対キルギス代表(20210615)

【日本代表vsキルギス代表 6月15日】 

 キルギスは6月7日のモンゴル戦前にゴールキーパー3人全員が新型コロナウィルスの濃厚接触者でこれまで出場できず、ディフェンダーがGKをやらざるを得ない状況だった。アレクサンデル・クレスティニン監督は日本戦にはベテランのGKパベル・マティアシュを呼び寄せて、どうにか試合ができる環境を整えた。

 オナイウ阿道のヘッダーは入らなかったが、オナイウはハンドボールで獲得したペナルティを右足で蹴って先制。27分だった。

 31分には川辺駿からのグラウンダーを左足で合わせて2点目。

 33分には小川諒也からのクロスをヘッドで決めて6分間でハットトリックを達成した。

 オナイウは大迫勇也のケガで追加招集されたが、6月11日のセルビア戦で途中出場した。ポストに激突しながらゴールを決めたが、これは誤審によりオフサイドの判定で否定された。

 だが、代表初先発、初ゴールにはハットトリックというおまけがついた。

「個人として結果を残せたのはよかったけれど、もう少し攻撃の起点となるようなスイッチを入れるボールに反応できる回数を増やせたら」

 オナイウがいない間に所属の横浜Fマリノスは2つのカップ戦で敗退してしまった。

「ここにいる選手たちは年齢にかかわらず向上心を持っている。ハーフタイムで修正するのでなく前半の中で、サッカーに対する高い熱を感じた。だから、みんなここにいるんだな、と。そういった所を自分に求めて行ってチームに還元できればいい」

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