【日本代表vsキルギス代表 6月15日】
キルギスは6月7日のモンゴル戦前にゴールキーパー3人全員が新型コロナウィルスの濃厚接触者でこれまで出場できず、ディフェンダーがGKをやらざるを得ない状況だった。アレクサンデル・クレスティニン監督は日本戦にはベテランのGKパベル・マティアシュを呼び寄せて、どうにか試合ができる環境を整えた。
オナイウ阿道のヘッダーは入らなかったが、オナイウはハンドボールで獲得したペナルティを右足で蹴って先制。27分だった。
31分には川辺駿からのグラウンダーを左足で合わせて2点目。
33分には小川諒也からのクロスをヘッドで決めて6分間でハットトリックを達成した。
オナイウは大迫勇也のケガで追加招集されたが、6月11日のセルビア戦で途中出場した。ポストに激突しながらゴールを決めたが、これは誤審によりオフサイドの判定で否定された。
だが、代表初先発、初ゴールにはハットトリックというおまけがついた。
「個人として結果を残せたのはよかったけれど、もう少し攻撃の起点となるようなスイッチを入れるボールに反応できる回数を増やせたら」
オナイウがいない間に所属の横浜Fマリノスは2つのカップ戦で敗退してしまった。
「ここにいる選手たちは年齢にかかわらず向上心を持っている。ハーフタイムで修正するのでなく前半の中で、サッカーに対する高い熱を感じた。だから、みんなここにいるんだな、と。そういった所を自分に求めて行ってチームに還元できればいい」