【J1プレビュー】横浜FMの「ショック」は収まるか 前節快勝の清水と対戦の画像
画像:サッカー批評WEB編集部
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J1リーグ第17節 横浜F・マリノス清水エスパルス
5月30日(日)|13:00 日産スタジアム

 横浜F・マリノスは、「カシマショック」から完全に抜け出しただろうか。
 順調に勝利を重ねていた横浜FMのリズムが、突然狂った。きっかけは、第14節に鹿島アントラーズに喫した3-5の大敗だ。扇原貴宏が今季初めてリーグ戦でベンチに座った第15節の柏レイソル戦では、86分の松原健のゴールで何とか引き分けた。続く大分トリニータ戦では扇原と喜田拓也のコンビがそろってベンチからも外れ、82分にようやくゴールをこじ開けて、何とか勝利した。どこか、調子がおかしい。
 その横浜FMのホームに乗り込んでくる清水エスパルスはミッドウィークの前節、FC東京に3-0と快勝した。2ゴールはCKからのもので、得点以上にロティーナ監督が手応えを感じたのが守備面だ。攻撃的なサッカーを打ち出す横浜FMとしては、完全にかみ合わない攻撃にカウンターを当てられるのが、一番厄介なパターンとなる。
 横浜FMには、さらに「ショック」が続く。アンジェ・ポステコグルー監督に、セルティックからの引き抜きの報道が出たのだ。クラブにまったく新しい哲学を持ち込んだ元豪州代表監督がいなければ、2019年の優勝も、現在のチームの姿もなかったはず。あくまで第一報が出たのみだが、チームの精神面への影響は否定できない。
 横浜FMは、常に自分たちのサッカーを貫こうとする。この状況を自分たちらしく突き抜けることができるのか、注目である。

■横浜F・マリノス

4位  勝ち点31 9勝4分2敗  30得点14失点 得失点差16

【出場停止】なし

【直近5試合結果】
L○1-0 大分(A)
L△1-1 柏(H)
ル○5-1 清水(H)
L●3-5 鹿島(A)
L○2-0 神戸(H)

【通算対戦成績】
H  34試合・12勝 6分16敗
A  37試合・20勝 8分 9敗
計 71試合・32勝14分25敗 

【直近対戦成績】
2021年5月19日 ル杯第6節  ○5-1(H)
2021年4月21日 ル杯第3節  △0-0(A)
2020年9月16日 J1第24節 ○3-0(H)
2020年8月19日 J1第11節 ○4-3(A)
2019年8月 3日 J1第21節 ●0-1(H)

【今節のみどころ】
 ミッドウィークの前節は、数名の選手を入れ替えた。中盤の底に君臨してきた扇原貴宏と喜田拓也が、ベンチからも外れた。
 連戦を見越しての決断だった可能性もあるが、チーム内では緊張感が高まったはずだ。前線では仲川輝人も先発し、再び競争が高まる。同じく先発したレオ・セアラはまだフィットに時間が必要かもしれないが、刺激になっていることは間違いない。
 大事なのは、その刺激を結果に変えることだ。2試合連続で1ゴールどまりというのは、横浜FMらしくない。

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