【ラ・リーガ グラナダvsヘタフェ 2021年5月23日(日本時間25:30キックオフ)】
前節、レバンテ戦での久保建英のゴールで残留を確定させることに成功したヘタフェは、この試合でプレッシャーを感じることなくプレーすることができるようになった。
ホセ・ボルダラス監督は久保を2トップのフォワードとして起用。苦しいシーズンを過ごしてきた背番号5は、最後にのびのびとプレーできる機会を得てフル出場を果たした。
ルーズボールへの反応の速さを活かした前線からの守備でヘタフェの選手らしくプレーする姿を見せた久保だったが、試合が進むにつれてボールは上空を行き来するようになり、これまでの多くの試合と同じように存在感は消えていった。
シュートはディフェンダーとゴールが重なっている中で思い切って放ちブロックされた1本のみで、それ以外で攻撃で目立ったのは、前半はエネス・ウナルに出したパスがアシストになりかけた場面、後半は終盤に左足でディフェンスとキーパーの間にクロスを入れた場面のそれぞれ1つずつだった。
64分にはクチョ・エルナンデスが投入されたが、久保は右サイドの下がり目のポジションをプレーするようになり前線でのコンビプレーは見られず、中盤でボールの受け渡しをしただけで終わってしまった。