【J2序盤戦ベストイレブン選定!(2)】<攻撃的MF~監督編>左MFはJ2で最も恐れられる男、監督は復活の闘将!【戸塚啓のJ2のミカタ】の画像
チョウ・キジェ監督(京都)   写真:松尾/アフロスポーツ
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■1トップは磐田の現在得点王!

【2列目右サイド】山田大記ジュビロ磐田

 ここまで全14試合に出場し、2シャドー、アウトサイド、ボランチで起用されているが、2列目の右サイドにも問題なくフィットする。昨シーズンは40試合出場で3得点に終わったが、今シーズンはすでに5得点をマーク。9節の大宮アルディージャ戦では、3対2の勝利につながる決勝弾をゲットした。パスの出し手が多いなかで受け手となり、ルキアンの負担を軽減して攻撃に迫力を生み出している。

【トップ下】高木善朗アルビレックス新潟

 7節までに6ゴールを決め、チームのスタートダッシュを牽引した。リーグ最多の9アシストもマークしており、チーム総得点のほぼ半分に絡んでいる。トップ下に固定された今シーズンは相手ボランチの背中で巧みにボールを引き出し、狭いスペースで技術を発揮できる特徴を存分に発揮している。右足のプレースキックもチームの武器になっている。

【2列目左サイド】本間至恩(アルビレックス新潟)

 J2でプレーするDFが、いまもっとも警戒するアタッカーはこの男だろう。4得点4アシストはいずれも高木善朗に次ぐ数字。左サイドからのカットインはそもそもの持ち味だったが、今シーズンは分かっていても止められない状態になっている。ここ数試合はダブルチームで対応されたり、特別なマーカーを当てられたりしている。本間対策がリーグ全体に広がるなかで、これまで同様、決定的な仕事ができるか。今後のパフォーマンスが興味深い。

【1トップ】ルキアン(ジュビロ磐田)

 8得点の小池純輝東京ヴェルディ)とピーター・ウタカ京都サンガF.C.)、新潟で8戦4発の鈴木孝司らとの比較になるが、リーグトップの9得点を記録している磐田のブラジル人で異論はないだろう。3-4-2-1の1トップで攻撃の起点となり、恵まれたフィジカルを生かしてラフなボールでもフィニッシュへつなげる。得点をした試合は6勝1敗と、勝点奪取に直結する活躍はエースの証だ。

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