■町田を支える36歳中島の献身性
【監督】チョウ・キジェ(京都サンガF.C.)
新潟のアルベルト・プッチ・オルトネダ監督を推す声も強いだろうが、就任1年目で京都を上位へ押し上げている手腕を評価。湘南ベルマーレを率いていた当時と同じように選手の個性を尊重し、躍動感に溢れるチームを作り出している。
【GK】若原智哉(京都サンガF.C.)
京都はここまでリーグ最少タイの10失点。若原自身は13試合出場で9失点。プロ4年目の21歳は安定感を高めている。
最終ライン中央でコンビを組む岡崎亮平とセットで選ぶべきだが、ここでは知念をセレクト。スピードと1対1の強さを生かし、京都と並ぶリーグ最少失点のディフェンスを支える。
【DF】藤原奏哉(アルビレックス新潟)
北九州から移籍加入し、右サイドバックのポジションをつかんだ。本職はボランチなだけに、ボールを持ち出してパスやクロスを供給できる。ハーフスペースで巧みにパスを引き出すことも。
開幕から調子の上がらない長崎で孤軍奮闘。長いリーチを生かしたボール奪取から、相手ゴール前で決定的な仕事をしている。
インサイドハーフを主戦場に、パンチ力のある左足シュートでチームトップの5得点を記録。愛媛がJ3降格圏に沈んでいなければ、もっとクローズアップされているはずだ。
長谷川・アーリアジャスールや平戸太貴とともに攻撃の中心となり、4得点3アシスト。前線からのチェイシングにも献身的で、2節から13試合連続で先発している。
【FW】佐藤凌我(東京ヴェルディ)
得点数ではチームメイトの小池純輝らに劣るが、プロ1年目ということを評価。初先発となった6節の水戸ホーリーホック戦で2得点をあげて勝利を呼び込み、その後は最前線中央のポジションに定着している。