■日本人とポーランド人は似てる?

 たとえば、横断歩道が赤信号の時のことです。自動車は来ない時には、みなさんどうしますか? 僕は、子供(または警官)が見ていたりしないときには、よく確かめてから渡ってしまいます。

 昔、フィリップ・トルシエが「日本人は赤信号だと横断しない」と日本人を批判しました。赤信号という指示に盲従するのが日本人。「自主的な判断ができない。だからダメなんだ。ヨーロッパではそうではない」と言いたかったのでしょう。

 しかし、ポーランド人は自動車が来なくても、信号が青になるまでみんな大人しく待っています。

 雨が降ってくると大急ぎで傘を広げるあたりも、日本人的です。

 日本人はちょっとでも雨が降ってくると、すぐに傘を差します。霧雨なんかでは傘を差しても差さなくても同じなのに、すぐに傘を取り出します。

 でも、ヨーロッパでは一般的に小雨では傘を差したりしません。雨の多い英国などでは、かなりの雨でも傘など差さずに平気な顔をして歩いています。ウールのコートやセーターなどは、もともと雨に濡れても平気なように出来ているんです。

 ところが、ポーランド人はちょっとでも雨が降り出すと、急いで傘を取り出します。

 やっぱり、彼らは日本人のような几帳面さを持っている国民のようです。

 寿司好きなのも、そのせいでしょうか? EUROの時、寿司屋街を見つけたのもびっくりでした。通りの両側に何軒も寿司屋が並んでいたのです。

 もっとも、論理と論理を戦わせる議論好きなところとか、豚の膝(もしくは足首)を好むあたりは(第58回「サッカー旅は肉食系」の巻参照)日本人とは真逆のようでもあります。そして、寿司屋のネタも日本のものとはだいぶ異なっているんですが……。

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