■ドイツも遠藤の日本代表入りを確信している
このようにドイツで「サムライ」として認められた遠藤が、東京五輪を戦うU-24日本代表にオーバーエイジ(OA)枠で選出されることは濃厚だ。同代表を率いる森保一監督によると、誰をOAとし て呼ぶのか、既に“絞り込み”は終わっているという。
試合の翌日、16日付の現地『ビルト』電子版は、スヴェン・ミスリンタートSDの「彼は少なくとも3人のOAの選手のラージリストに入っている。私は彼が召集されることは容易に想像できるよ」というコメントを掲載した。ミスリンタートSDは、地元開催の五輪でのプレーを「特別な名誉」と表現。遠藤の招集を拒否しない構えだ。また、『ビルト』は「東京オリンピックのためのチームでは、今ではおそらく日本サッカー協会はミッドフィールドのエンジンを持ちたいと考えているだろう」と記している。つまり、現地で「サムライ」の活躍を目の当たりにしているクラブ関係者やメディアは、遠藤が東京オリンピックに出場して当然だと考えている。
ドイツで誰もが認めるシュトゥットガルトの「要」が、東京五輪を戦うU-24日本代表に「ミッドフィールドのエンジン」として搭載される可能性は、極めて高いと言えそうだ。
■結果
ボルシア・メンヒェングラートバッハ 1-2 シュトゥットガルト
■得点
45分 ラース・シュティンドル(ボルシア・ボルシア・メンヒェングラートバッハ)
72分 遠藤航(シュトゥットガルト)
77分 サーシャ・カライジッチ(シュトゥットガルト)