■5月8日/J1第13節 ガンバ大阪0―2川崎フロンターレ(パナスタ)
川崎フロンターレがガンバ大阪を敵地で粉砕した。
2位・名古屋との異例の2戦連続となる首位攻防戦で連勝して「14」としていた開幕からの無敗記録を「15」に更新。この試合でレアンドロ・ダミアンが今季10ゴール目を決め、さらに三笘薫が得意のドリブル突破から追加点を決めるなど“らしさ”を存分に発揮。その勢いは止まらない。
相手は、今シーズンの前哨戦として組まれた富士ゼロックス・スーパーカップ(2月20日)で対戦したG大阪。三笘薫の2得点に小林悠の劇的決勝弾で白星を掴んだものの、2点差を追いつかれて冷や汗をかかされた試合だ。
そんな相手だけに、前半立ち上がりから川崎もチャンスを作るが、ガンバもチャンスを作る。ガンバはここまでの8試合で2得点という決定力不足が示すようにシュートは枠の外に向いて得点にならず、一方の川崎はG大阪GK東口順昭の好セーブでゴールを割ることができない。
それでも、先にスコアを動かしたのはやはり王者・川崎だ。それは前半終了間際の41分、G大阪がボールを保持して川崎ゴールを脅かしていたところから始まる。ホームチームのクロスの流れ球を山根視来が回収。そこから、前掛かりになって空いた青黒のスペースを家長と脇坂泰斗が巧みについて川崎が前進。左の大外から裏に向かって走った長谷川竜也にボールが出され、長谷川は細かいタッチのドリブルからチャンスを作る。