■チーム2位の得点数とチーム最多タイの出場数

 今季の三笘は、17試合に出場して7ゴール。これはレアンドロ・ダミアンの10得点に次ぐもので、チーム2位。家長昭博と小林悠の6得点を上回るゴール数で、川崎の攻撃をけん引する存在となっており、昨季の30試合13得点とほぼ同じペースでゴールを奪っている。ブレイクした翌年という警戒が強まった中でこの数字を残しているのは、それ以上のペースで成長を続けているからだ。

 出場試合数の「17」という数字もチームでは田中と山根視来と並ぶトップタイで、チーム貢献度が得点以外にも大きいことが分かる。

 今季はACL出場に加えて東京五輪という世界の舞台が待っている。そのドリブルが切り裂くのは、Jのピッチだけではない。アジアと世界のサッカーファンの“驚き”という感情を、見事に切り裂いてみせる。

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