【Jカップ分析】痛恨ドローで浦和は3位後退(3)混戦Cグループ!浦和GS「突破の鍵」の画像
浦和レッズのDF宇賀神友弥 撮影:中地拓也
■4月28日/Jリーグカップ・Cグループ第4節 浦和レッズ湘南ベルマーレ(埼スタ)

 Jリーグカップのグループステージ第4節が行われ、Cグループで2位の浦和レッズが首位の湘南ベルマーレをホームに迎えた。前半は湘南が主導権を握り、チャンスを迎えるものの、精度を欠いてネットを揺らすことができない。後半は浦和も選手交代によって次第に攻撃が活性化する。しかし、堅守を誇る湘南の壁に阻まれ、最後までゴールを奪えなかった。結局、試合は0-0の引き分けに終わり、浦和と湘南は勝ち点1を分け合った。

 浦和の前半の決定機は、前半20分に相手のバックパスのミスを突いてボールを奪った汰木康也がそのままドリブル仕掛けてシュートに持ち込むが、GK富居大樹が左手一本でセーブ。一方、前半32分には湘南がチャンスを作る。右サイドの深くからMF茨田陽生がクロスを送ると、これにMF平岡大陽がダイレクトで合わせるが、ここは浦和の守備に阻まれた。

 浦和は最終ラインからのビルドアップを試みるが、時折、判断が遅く、そのうち相手に素早く寄せられて、ミスやボールロストが多発した。

 浦和の攻撃が活性化したのは後半に入ってからだった。後半開始と同時に、MF柴戸海とMF関根貴大を投入すると、柴戸が中盤を締めてボールが収まるようになり、関根は前線へ飛び出しながらチャンスを演出した。

 さらに後半26分には、FW興梠慎三とMF明本考浩を投入。ゴールを狙いに行くという指揮官からのメッセージは明確だった。

 試合終盤には、浦和が立て続けに相手ゴールに迫る。後半アディショナルタイムには決定機が訪れた。関根が右サイドから仕掛けてクロスを送ると、ファーサイドでMF汰木康也が頭で折り返すと、最後は興梠がボレーシュート。しかし、これはバーの上へと外れ、結局、試合はスコアレスドローに終わった。

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