10試合を消化し勝点10で15位の柏と、11試合を消化し勝14で9位の徳島。まだ早いとはいえ、どうしても降格ラインが気になってしまう対戦だったが、柏が徳島を圧倒して5-1で勝利した。
徳島のGK上福元直人は左にいた福岡将太にパスを送った。それを福岡はタテに展開しようとした。このパスを詰めてきた江坂任が左足を伸ばしてインターセプト。呉屋大翔が先制ゴールを決めた。
さらに江坂は神谷優太のコーナーキックをヘッドで合わせて2点目。
3点目は椎橋慧也が頭から飛び込んだ。
4点目はドリブルからのボレーで仲間隼斗。
5点目はまた呉屋。今シーズン4点目となるゴールだった。
徳島は攻撃を模索したが、ボールの出し先が見つからず、バックパスや横へのパスが目立ち、なかなかセンターラインを越えることができない。徳島のダニエル・ポヤトス監督は最初の安易な失敗とセットプレーからの失点が響いて試合が難しくなったと振り返る。
「選手それぞれがボールを持つところでメンタル的に少し自信を失ってしまった」(ポヤトス)
それほど、安易にボールを奪われてしまっての失点は徳島に重くのしかかっていた。
G大阪、大分、そして徳島相手に3連勝した柏。ネルシーニョ監督は「大きく言うと2つで、少し前まで負けが続いた中でも信じてやって来た積み重ねが今ようやく表れてきている。それに加えて戦術プランを状況に応じて少し変えて来た。そんな繰り返しが今のチームのいい状況を生んでいるのだと思う」と語った。