■鎌田だけでなくベテラン勢も輝いていた
アシストをした鎌田はもちろん重要な役割を果たしたが、セバスティアン・ローデと長谷部、79分に投入されたシュテファン・イルザンカー、88分から登場したエリック・ドゥルムといったベテラン勢がいつも通りのプレーでチームをまとめた。
来季、キャリアで最後になるかもしれないチャンピオンズリーグの舞台でのプレーを手中に収めながら、ラングニックが実際にやってくれば自身の居場所を失うことが想像に難くない彼らの不動心なくしてこの結果はあり得なかった。
たとえ自分たちがいなくなっても、フランクフルトというチームは残る。チームのためにプレーす る、というのは懸命に走ることを指すだけではない。
ベテラン勢のそういう姿勢は鎌田やアンドレ・シウバ、フィリップ・コスティッチ、ルカ・ヨヴィッチら、ステップアップやローン終了でチームを離れる可能性がある選手たちも含めたチーム全体に波及している。
20-21シーズンのフランクフルトは、最高のチームとしてハッピーエンドを迎えようとしている。
■試合結果
アイントラハト・フランクフルト 2-0 アウクスブルク
■得点
37分 マルティン・ヒンテレッガー(フランクフルト)
58分 アンドレ・シウバ(フランクフルト)