「城福監督らしいゲーム」
日曜日、川崎フロンターレの連勝を5で止めたサンフレッチェ広島の試合運びを見て、そう思った。
前半は川崎の鋭いプレスに攻め手を見いだせず、シュートゼロ。粘り強く守っていたが38分、長い距離を駆け上がった右SB山根の動きに守備が乱れ、先制点を許してしまう。
だが後半、彼らは一度のチャンスをゴールに結びつける。65分、GK大迫のパントキックからCFジュニオール・サントスが抜け出し、シュートの跳ね返りを角度のないところから森島が流し込んだ。
守っては20本のシュートを浴びながら、失点はわずか1。そして攻めては、たった一度のチャンスをモノにする。
広島にとっては、価値ある引き分け。川崎としては悔いの残るドローだろう。