J1リーグ第10節 川崎フロンターレーサンフレッチェ広島
4月18日(日)|14:00 等々力陸上競技場
厳しいリーグ戦の連戦はようやく終了するが、サンフレッチェ広島にとってはしんどいラストスパートになる。前節は2位・名古屋グランパスのホームに乗り込み、堅守を攻略できずに終わった。次は中3日でまたもアウェイゲーム、しかも無双状態の川崎フロンターレとの対戦だ。最強の盾に続き、最強の矛と相対することになる。
名古屋相手の敗戦は、大きな学びにもなったはずだ。シュートを10本を放ちながら、わずか3本の名古屋に0-1で敗れた。しかも、やられたのは警戒していたセットプレーだった。
ここで思い出すべきことがある。ホームで川崎を3-2で下した、2019年の試合である。あの試合で、2得点はセットプレーから生まれたのだ。
強敵相手に、セットプレーの重要性はさらに増す。名古屋相手にも、ある程度の手応えは得られる内容を展開できてはいた。強敵相手だからこそ、学べることがある。成長を証明するためにも、結果を手にしたい一戦だ。
■川崎フロンターレ
1位 勝ち点31 10勝1分0敗 29得点7失点 得失点差22
【出場停止】なし
【直近5試合結果】
L○3-1 福岡(H)
L○4-2 FC東京(A)
L○1-0 鳥栖(H)
L○2-0 大分(H)
L○5-0 浦和(A)
【通算対戦成績】
H 20試合・13勝3分 4敗
A 21試合・ 9勝6分 6敗
計 41試合・22勝9分10敗
【直近対戦成績】
2020年10月14日 J1第22節 ○2-0(A)
2020年 9月13日 J1第16節 ○5―1(H)
2019年11月 2日 J1第30節 ○2-1(H)
2019年 7月31日 J1第16節 ●2-3(A)
2018年 8月19日 J1第23節 ○2―1(A)
【今節のみどころ】
ミッドウィークのアビスパ福岡戦は、先発の顔ぶれを変えながらも3-1で勝ち切った。さすがの選手層の厚さを見せている。
その福岡戦では、初先発にゴールで応えた知念慶と、山根視来が今季初得点を記録した。これで9人の選手が今季リーグ戦で得点したことになった。
こうなってくると、さらに得点する選手が増えてくることを期待したくなる。昨季は実に18人の選手がゴールを挙げているのだ。CBの谷口彰悟とジェジエウも、それぞれ昨季は3得点。セットプレーでは、十分に得点源となるDFがいる。
首位を快走していても、チーム内競争でモチベーションを高く保ち続けている川崎。誰よりも自分たちが「もっと」を求めて、遥か高みを目指す挑戦が続く。