■ロングボールを見上げるしかなかった
不運だった、で終わればまだ良いのだが、不穏な兆候もある。
アディショナルタイムのラスト1分、ボルダラス監督は勝利ではなく引き分けを手にするために最後の交代をゆっくりと行った。久保を投入しておきながらも、選手たちがプレーで示し続けた意向に合わせた形となった。
せっかく出場しても久保はロングボールを見上げるしかなく、最後は監督を含めたチーム全体が引き分け狙いにシフトし、結果を出すことは極めて困難になる。
これは出場時間が短くなっていく時に繰り返し見られたものだ。
久保は再び10分、5分とプレーの機会を失っていくことになるのだろうか。残念ながら、その可能性は高そうだ。
■試合結果
オサスナ 0―0 ヘタフェ