A代表を狙う「U24選手」(1)旗手怜央「FWからDFまでこなす高い戦術理解度」の画像
高い戦術理解度でピッチを縦横無尽に走る旗手怜央 撮影:中地拓也
■【画像】川崎フロンターレ・旗手怜央のプレー写真全15枚■

■3月26日/日本―アルゼンチン(味の素)
■3月29日/日本―アルゼンチン(ミクニワールド)

 3月19日、東京五輪に臨むU―24日本代表のメンバー23人が発表された。そのメンバーで最大勢力となったのが、王者・川崎フロンターレの選手だ。旗手怜央は、その川崎で主力として活躍する一人である。

 日本サッカー協会が発表した旗手のポジションは「MF」。しかし、旗手はFWからDFまでをハイレベルにこなすことができるため、そのポジションがどこかと問われれば、その時々によって異なるとした言いようがない。

 旗手がプロ入りしたのは昨年のこと。川崎フロンターレに入団し、当初は4-3-3のウイングとして出場する機会が多かった。重心が低く、スピードに乗ったかと思えば突然止まることのできるドリブルを武器に存在感を増した。ウイングで起用されているドリブラー長谷川竜也が負傷したこともあって、旗手はそのチャンスをものにしたのだ。

 実際、旗手は開幕戦から第6節まで途中出場を続けていたが、それまで先発していたのは長谷川。その長谷川が試合に出場しなくなった第7節・湘南戦で、旗手は初先発を掴むのだ。昨年のJリーグベストイレブンにも選ばれた三笘薫とは大学も年齢も同じライバルだが、その三笘よりも実は2試合早く先発のチャンスを手にしている。

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