J1リーグ第6節 浦和レッズー川崎フロンターレ
3月21日(日)|15:00 埼玉スタジアム2002
今節、去年の王者に挑むのは、新しいスタイルの構築を図る浦和。「3点以上取って勝つ」という鬼木監督のサッカーに、リカルド・ロドリゲス監督はどのような采配で臨むのか。
両チームとも、守備陣に負傷者の情報が出ている。この連戦においてターンオーバーが図りづらく、守備の強度は互いに未知数。また、当日は荒天も予想されているため、試合の中断なども視野に入れれば、先制点を取ることが鍵となりそうだ。
浦和は、前節の札幌戦は、ほぼ防戦一方。それでも、徹底した守備で得点を許さなかった。GK西川は、試合後、「割り切った試合運びが狙いだった」と、リカルド監督からの指示を明かした。キャンプから目指しているボールを保持するスタイルにはこだわらず、粘り強く勝ち点1を手にできたことは、チームにとっても大きな布石か。今節も、我慢の時間が続くと予想される。新しい戦い方を模索し続けながらも、ディフェンディングチャンピオンを出し抜きたい。
一方、川崎は、前節の神戸戦は後半アディッショナルタイムに同点に追いつかれ、引き分けに終わった。スーパーカップを含めて、開幕からの連勝は5でストップ。若手とベテランが融合している印象だが、MF大島やDF登里といった中心選手が戦列から離れていて、試合が硬直した際、どのように打開できるかがここで試される。前節の引き分けを精神的に引きずらず、近年、相性の良い浦和戦で立て直しを図ることができるか。