【CL分析】マンチェスター・シティ完勝「7試合連続クリーンシート」とペップ監督「20人で戦う」凄みの画像
攻守にわたり圧倒したマンチェスター・シティが、完勝でCL8強へ進出した 写真:AFP/アフロ

チャンピオンズリーグ ラウンド16 2ndレグ マンチェスター・シティvsボルシアMG 2021年3月16日(日本時間29:00キックオフ)】

 マンチェスター・シティの視界で、ビッグイヤーの輪郭がはっきりとしてきたかもしれない。そう思わせる要素が、ボルシア・メンヘングラッドバッハとの一戦に満ちていた。

 開始18分で、ほぼ勝負の行方は決まってしまった。2-0で勝利していたアウェイ扱いのファーストレグに続き、シティが2点をリードしたからだ。

 最終ラインに積極的に圧力をかけてきたボルシアMGの努力とやる気を、シティがたやすく削いでいく。神出鬼没のベルナルド・シルバが最前線から中盤に顔を出し、縦パスを受けてリズムをつくっていった。

 さらに左ウィングのフィル・フォデンが加わったのが、18分の場面だった。中央で縦パスを受けたフォデンはすかさず前を向き、ドリブルを開始。

 秀逸だったのは、ボックス手前での判断だ。左からサポートに来たジョアン・カンセロに近づくように、左に流れる。この2人の動きがイルカイ・ギュンドアンを捕まえるはずだったDFを呼び寄せた、その瞬間にノールックパス。DFの裏に入ってフリーになったギュンドアンが、ファーストレグと合計で4点目となるゴールを決めた。

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