【ラ・リーガ バルセロナvsウエスカ 2021年3月15日(日本時間29:00キックオフ)】
試合が始まると、5-3-2で守るウエスカは、バルセロナがペナルティアークに向かって楔のパスを送ってギアを上げるところに襲いかかり、ボールを奪うようにしていた。
プレースピードを上げたいところで妨害されてしまうバルセロナは、ずるずるといってしまう可能性があったが、そこでチームを救ったのはやはり背番号10だった。
13分、ゴールに背を向けてボールを受けたリオネル・メッシは、まず1タッチ目で背後から寄せてきたホルヘ・プリードをかわしながら反転すると、次に一瞬のボディフェイントで対面したディミトリオス・シオヴァスを外し、ゴールキーパーのアルバロ・フェルナンデスが触ることができないコースにシュートを叩きこんだ。ボールを受けてからゴールまでわずか3秒で2人のセンターバックとゴールキーパーを一瞬で無効化した、まさにゴラッソだった。このゴールによってビハインドになったウエスカは守備の形を変えるしかなくなり、バルセロナはようやくのびのびとプレーすることができるようになった。