シャビのようにゲームを組み立て、イニエスタのような身のこなしを見せるペドリは、それだけでなく守備での貢献も大きい。新時代のバルセロナの中心選手として偉大な存在になる可能性に満ち溢れているペドリと肩を組んだメッシのその姿は、チームの象徴としての継承を感じさせるものだった。

 空に触れる、は別の捉え方をすることもできる。ウエスカに勝利したことで、首位アトレティコ・マドリードとの差は4ポイントになった。その言葉は、リーガのタイトルに向けて戦う選手たちを鼓舞するメッセージでもあった。

 首位の座、そしてタイトルを手にし、様々なことがあったこのシーズンを“新時代に最高の形で引き継ぎが行われた転換のシーズン”として歴史に刻むことができるだろうか。バルセロナの選手として最も多くの試合に出場した選手になったメッシが、その使命を全うしようとしている。

■試合結果

バルセロナ 4-1 ウエスカ

■得点

13分 リオネル・メッシ(バルセロナ)

35分 アントワーヌ・グリエーズマン(バルセロナ)

45+3分 ラファ・ミル(ウエスカ)

53分 オスカル・ミンゲサ(バルセロナ)

90分 リオネル・メッシ(バルセロナ)

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4