【ブンデスリーガ バイヤー・レバークーゼンvsアレマニア・ビーレフェルト 2021年3月13日(日本時間21:30キックオフ)】
オランダからやってきた日本代表MFは、2トップの一角に上手くハマった。3月13日に行われたブンデスリーガ第25節。アウェイで強豪のレバークーゼンと戦うことになったビーレフェルトは、自陣に[4-4-2]の守備ブロックを構築。まるでディエゴ・シメオネ率いるアトレティコ・マドリードのようなスタイルで、カウンターに活路を見出そうとした。
ともすれば“弱者の戦術”とも揶揄されかねないこの守備的なスタイルは、この日、格上相手に上手く機能した。基本的にレバークーゼンがボールを保持する展開となったが、ビーレフェルトの選手たちの強度の高い守備は、敵にほとんどチャンスを作らせなかった。ボールそのものは強者のチームが握っていたが、試合のペースはボールを持たない弱者のチームが握っていたのだ。
そしてビーレフェルトの選手たちは、ただ引いて守るだけでなく、ボールを奪えば前に仕掛けて得点を奪ってやろうと、その鋭い牙を隠そうとはしなかった。