■アディショナルタイムにアウェイゴール
なんとか得点を許さずに試合が進むと、50分に一瞬の隙を見逃さなかったブルーノ・フェルナンデスとアマド・ディアロが先制点を奪うことに成功した。昨年末によく見せていた、勝ちに値しない試合でもフェルナンデスが勝ちにしてくれる、という展開を思い出させる試合になりつつあった。
リードを得たことでようやくプレスがかかるようになったユナイテッドはミランの攻撃を抑え、オーレ・グンナー・スールシャール監督は74分にフェルナンデスを下げてフレッジを、さらにルーク・ショーとブランドン・ウィリアムスも投入し、アウェイゴールを許さないために5バックになって守備を固めた。
しかし、アディショナルタイム、コーナーキックからシモン・ケアーにヘディングでゴールを奪われ、アウェイゴールを許して引き分けに終わった。
コーナーキックを獲得する前のプレーで、ユナイテッドの攻撃をカットしたフィカヨ・トモリの手にボールが当たっていたが、レフェリーはプレーを続行させていた。VARに助けられたユナイテッドだったが、最後に帳尻が合うことになってしまった。試合内容としては引き分けが妥当だったが、この1点がアウェイゴールであることは大きい。