■ブンデスリーガの現状そのもの
2-0から2-4となったドルトムントだが、完全に守りきる姿勢になりきれなかったことは理解できる。この試合はデア・クラシカー、ナショナル・ダービーで引くわけにはいかない。
しかし、2012-13シーズンのチャンピオンズリーグ決勝でバイエルンが勝利してからの8年間、リーグ戦での成績はドルトムントの3勝1分12敗。マイスターシャーレはバイエルンが手にし続けている。ブンデスリーガは誰の目にも明らかにバイエルンの1強化が加速しており、デア・クラシカーは単なる名称になりつつある。それどころか、リーグそのものの魅力も弱まってしまっている。
2-0からの2-4という今回のスコアも、健闘はするものの結局はバイエルンが勝つ、というものだった。ブンデスリーガの現状そのものだ。
遠くない将来、ハーランドもメガクラブに引き抜かれることになるだろう。ドイツのタイトル争いが再び面白くなるのは、残念ながらまだまだ先のことになりそうだ。
■試合結果
バイエルン・ミュンヘン 4―2 ボルシア・ドルトムント
■得点
2分 アーリング・ブラウト・ハーランド(ドルトムント)
9分 アーリング・ブラウト・ハーランド(ドルトムント)
26分 ロベルト・レバンドフスキ(バイエルン)
44分 ロベルト・レバンドフスキ(バイエルン)
88分 レオン・ゴレツカ(バイエルン)
90分 ロベルト・レバンドフスキ(バイエルン)